Blogブログ

ヘア関連はもちろん、美容と健康に関する“ことや物”にSPOTを当てた情報をお伝えします。

大切な道具③


大切な道具シリーズ3部作、いよいよ完結です。(一体いつから3部作?!)

と、言うか、やっと本当に道具の話です💦

やっぱり鋏の話

なんですけどね✂️💦

アイキャッチ画像の鋏。8丁あります。七つ道具ならぬ八つ道具ですね。

果たしてこんなにいるの?

個人的にはこんなにはいらないと思います。

最低3丁あれば事足ります。

でも、気がついたら8丁になってました。

(ちなみにですが、他にも10丁くらい持っています💦。)

1番持っていた時で25丁くらいありました。

後輩にあげたりで、今は18丁です。

なんでこんなに増えたのかな?

若い頃、理想の1丁を追い求めていた時期がありました。

自分の未熟さに気付かず、カッコつけていたのですね。

それと、幾多ある鋏メーカー。色んな鋏屋さんが持ってくるんですよ。

つかってみたくなっちゃうんですね💦

もはや鋏コレクターです。

でも、不思議なもので、たくさんのメーカー、たくさんの種類の鋏を使うことで、自分の手にしっくり馴染む鋏がどんなタイプなのかが自然にわかるようになりました。

その頃くらいからはもう、コレクションが増えることはなくなりました。

鋏の種類と使い分け

おっとまた本題から外れそうだ💦

外れないうちに鋏の種類とどのように使い分けているか、をお話しします。

アイキャッチ画像上から

5inch 柳葉シザー

6inch 柳葉シザー①

6inch 柳葉シザー②

30目 セニングシザー(50%)裏梳き

30目 セニングシザー(30%)両梳き

笹刃カービングシザー(ドライカット)

8inch刈り上げ(荒刈り)

7incn刈り上げ(仕上げ)

の8種類。

5inch柳葉シザー

これは少し小さい刃のサイズです。

細かな作業や、ショートグラデーションなどに操作性が良く重宝しています。

コバルトの含有量が多く、刃先の刃付けがしっかりなされているので、軟毛の方のカットにも向いています。

6inch柳葉シザー

①こちらはメガネタイプの柳葉シザー。メインで使っている鋏です。コバルトの含有量が 多く、しっかりとシャープな切れ味。硬毛の方の毛足の長いチョップカットやブラントカットに使うことが多いです。

②もう一つのメインシザーです。軟毛〜硬毛問わずストレスなく使えるオールラウンダーです。手の馴染みがとても良く相棒と呼ぶにふさわしい鋏です。

30目 セニングシザー(50%)裏梳き

刃の付き方が通常と反対の裏梳きセニングシザーです。しっかり毛量を落としたい時に使います。

30目 セニングシザー(30%)両梳き

表梳きはもちろん、裏梳きもできてしまう優れもの。

毛先の質感調整や毛量がそれほど多くない方の毛量調整に適しています。

笹刃カービングシザー(ドライカット)

厚みと幅のある笹刃シザーをベースにスライドカット時の操作性を高めたカービングシザー。

スライドカットはもちろん、エフェクトカットにも使える、ドライカットには欠かせない鋏です。

8inch刈り上げ(荒刈り)

刈り上げのベースに使います。とても大きな鋏です。

7inch刈り上げ(仕上げ)

刈り上げの仕上げに使います。直鋏(ジカバサミ)という刈り上げの面を整えるテクニックにも重宝します。

まとめ

いかがでしたか?

ザッと駆け足でご紹介しました。

本当は1丁1丁思い入れがあるので、説明するときっと1冊の本ができてしまいます💦

冒頭で8丁も必要ない、と言いました。

一般的にはそう思いますが、今の自分の仕事にはとても必要な8丁です。

余談ですが、年末年始のお休みなど数日鋏を握らない日があります。

そんな休み明けの朝、必ずする事があります。

「空(から)バサミ」です。野球で言えば「素振り」です。

若い頃はウイッグを切っていました。そうしないと、微細な手の感覚を呼び込めない気がしていて不安な気持ちのままお客様のカットはできない、と感じていたからです。

さすがに今ではウイッグを切るまでの不安感はありません。

けれどもやはり、少しの狂いも許容したくない、そんな気持ちがあります。

これは、長い休みの明けに限ったことでもなく、営業終了後に確認のためにすることもありますし、営業中にすることもあります。

感覚としては、手、指、鋏が三位一体化するような感覚が理想で、そこに少し違和感を感じた時は必ず「空鋏」をします。

これ、結構楽しくて、営業後、今日のお客様を反芻してすることもありますし、朝、今日ご来店いただくお客様をイメージしてすることもあります。 

基本的には、「手指「が感じるの違和感の払拭」なのですが、単純にイメトレとして行うこともままあります。

いずれにしても、目の前のお客様に今自分が出来うる限りの精一杯のカットをするためのウォーミングアップです。

おっとまた話が脱線しそうだ。

そんなこんなで、道具の話3部作の終了です。

楽しんでいただけましたか?(笑)

次回はなんの話にしようかな?

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事