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ヘア関連はもちろん、美容と健康に関する“ことや物”にSPOTを当てた情報をお伝えします。

上手なヘアカットってどういうことなの?ポイントは2つ!?


今回はヘアカットのお話です。

と、言ってもヘアスタイル の話ではありません。

「なーんだ、がっかり・・・」

って、がっかりしないでくださいね💦

美容室探し(美容師探し)でとても苦労されている方ってほんと多いと聞きます。

いくらかでも参考になればと思い記事にしました😊

ヘアカットはどの様な仕組みで行われているのでしょう?

ヘアカットの仕組み

美容師ってどんな考えでカットをしているのでしょう?

なんとなく?

フィーリング?

何かの法則で?

はてさて正解は…

きちんとした法則で行われています😊

そりゃそうですよね

なんとなくのフィーリングでされた日にはたまったものではありません💦

もちろん、きちんと考えられた法則と共に経験に裏打ちされた感覚(これも理論的に説明できないものはダメです👎)が相まって、一つのヘアスタイル を創り上げるので、あながち感覚を否定するものではありません。

むしろ理にかなった感覚はとても大切です。

デザインと展開図


カウンセリングで決まったヘアデザイン。

これは、イメージとしてのデッサン力が必要になります。

ただ、画家ではないので仕上がりをイメージした全体像としてのデッサン力があれば良いです。(上手いとか下手とかではなく、要所となるポイントが出来ていれば全く問題ありません。)

例えばこのスタイルのスタイル画と展開図

スタイルイメージ


こんな風にスタイル画を


あんまり絵心なくてごめんなさい(m´・ω・`)m ゴメン…

(上手いに越したことはありませんが、要所を抑えるために必要なのがスタイル画です。ご了承ください🥺)

そして展開図をこのように


展開図はヘアスタイル を作るための設計図です。

展開図を書けないでヘアカットすることは設計図がなくて家を建てるのと一緒。

とっても大切なんですよ〜

※この記事を見た美容師さんで、デザイン画や展開図ができなくて悩んでいる方がいましたら、遠慮なくお問い合わせフォームから連絡してみて下さいね!

ちなみにこちらのウィッグをカットしてみました😊

切る前の画像を撮るのを忘れてしまいました😅カタログから拝借🙏

このデザイン画はこちら

展開図はこちら


完成がこちら

デザイン画、展開図が無くてもヘアカットはできますが

デザインとしてのヘアは成り立ちません。

けれども、展開図通り切れていても素敵にはならないのもまた事実です💦

これが、ヘアカットの奥深さ。

お客様1人1人、気をつけなければいけないポイントがたくさん。

そこをクリアして初めて一つの素敵なヘアスタイルが完成します。

たくさんのこだわりポイント

①デザイン(デザイン画)

②展開図

最低限この二つは必須です。

この二つをきっちりおさえて、まずはスタートライン。

アウトフォルムとインフォルムのベースが構築されます。

我々美容師がさらにそこから、こだわらなければいけないポイントは本当に多岐にわたります。

一つ例をあげましょう。

※ちょっとわかりづらい表現が続きます。さらっとお読みください。

こちらのスタイル↓をご希望のお客様Aさんの場合・・・


【Aさんの毛髪】

はちより上のゾーン特にヘビーサイドが天然でグラデーションになる癖がある。(角度にして30度くらい)

対してライトサイド3〜5度(髪の重さで寝ていることも考慮)

耳上4~5㎝及びネープ上4~5㎝の部分。ほぼストレート毛でストンと下に落ちる

※オーバーセクションとアンダーセクションで毛髪のふくらみが違う。

毛流は時計回り。オーバーパート上部はインに入るが下部は下に落ちる。

ライトサイドは地肌に吸いつくように降下して右に跳ねる。

クラウン部分に若干の縮毛がみられる。

ネープのは生え癖が毛流とは逆方向。特に左サイドバック(ネープ上7㎝)

あたりにを起点に上下に合流された強いうねりがある。

etc.

毛髪の例を挙げてみました。いっぱいありますね。

ほかにも気をかけなければいけないポイントはまだまだあります。(骨格なども重要なファクターです。)

そうなると、自ずと展開図は変わりますし、鋏の入れ方も変わります。ドライカットでの調整ポイントも沢山あります。

それらを全て、カウンセリング時に把握して施術します。(カウンセリング後ウェット時の状態で再確認します。)

『上手な美容師さん。』と一言で言いますが、それは、お一人お一人の複雑な毛髪や骨格の状態を瞬時に把握する能力があり、具現化できる人といってよいでしょう。

さらに、、

お客様のライフスタイル、好きなファッションの傾向などもとっても大切な要因です。

それと、時代性や流行。最新の情報を常にインプットしておく必要があります。

芸能人やモデルさんなどのファッションリーダーと呼ばれるような人をチェックすることも良いのですが、流行の源泉を知ることが1番重要です。

そんなに難しいことではありません。

4大コレクションに代表されるモードの情報をしっかり頭に入れることです。

モードを知ることで次にやってくる流行のうねりを予見することができます。

もっと言えばインターカラーの情報を押さえること。

そのシーズンの2年前にインターカラーが発表する流行色。

そこを踏まえて各メゾンが(といってもほとんどがLVMH GroupかGUCCI Groupなのですが…)モードのファッションを構築、発表し(4大コレクションの開催)、世界中のアパレルメーカーが追随しファッションが形成されます。

はッ💦だんだんマニアックになってきてしまいました😅ちょっとくどくなってきたようなので戻しますね💦

お客様お一人お一人、自分自身の感覚を研ぎ澄ましてちょっとしたことにも気づけるように、常に準備を怠らないでいられること。

そんな美容師がきっとお客様に選ばれるのだろうと思います。

星の数ほどいる美容師ですが、絶対に理想の美容師がいるはずです。

「まだ見つかってないよ😭」と言うかたも諦めないで探してみてくださいね!

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